彼らの調査によると、大通りに面した用地不足と地価高騰でコストがかかりすぎることから、2018年は側道のソイに開発されるローライズ(23メートルの高さ制限)のプロジェクトが増えるとの予測です。
タイでは原則、前面道路の幅員が10メートルに満たないソイではハイライズは建てられず、この写真のように8階建のプロジェクトが建ち並ぶことになります。日本だと8階建でも高層建築ですが、こちらではこれをローライズと呼んでいます。
一方、タイ語でタノンと呼ばれる大通り、その典型的な通りがスクムビットですが、最高地価が今年は250万バーツ/ワー(4㎡)を超えてくるのが確実視されている中、ちょっと奥に入ったソイと呼ばれる側道ではハイライズの高層建築物が建てられないというハンディもあって、地価にも相当な割安感があることからこういう現象が起こるわけです。
ただし、決してローライズだから投資として相応しくないというわけではありません。もっとも、外国人投資家の人気の中心は圧倒的にハイライズですが…。
例えば、一昨年にプリセールで売り出された時に、これは買いだと私がブログ等で推薦したのがランスアンのローライズプロジェクト、ナヴァラレジデンスですが、すぐに売り切れてしまったし、ロケーションさえ間違わなければ無理にハイライズに固執しなくてもいいという例です。
ところで、ラグジュアリーやスーパーラグジュアリー級のハイライズプロジェクトは今も人気があり、大手デベロッパーのほぼ独占状態になっているものの、一方で、ハイエンドのグレードセグメント(価格帯でいえば120,000バーツ/㎡から180,000バーツ/㎡ぐらいの物件だと思います)でしかもBTSなどのマストランジットシステム沿線の物件には、アッパーミドルクラス以上の比較的余裕のある連中が買いに入るとの予測です。
また、それより廉価なミドルレンジ価格帯の物件は都心部から遠く離れているものの、それでもマストランジットシステムを使えば何とか通勤可能なエリアで供給されることになるとのことですが、こういう物件はミドルクラスの自己居住目的の実需層が購入するが、投資家はあまり買わない、と結論付けています。
これはまさに、私が著書や連載中の雑誌、このブログで書いていることと同じです。すなわち、郊外物件は自己居住目的であれば問題ないが、投資で買う日本人には向かない。しかし、予算が2,000万円前後の平均的な日本人投資家にとってCBDの高額物件を買うのも難しいので、150,000バーツ/㎡前後のここでいうアッパーミドルクラスが買い上ってくるハイエンドセグメントの駅近物件を買うというのが最も現実的な選択だろうと思うのです。
ถ้าเห็นว่าเรื่องนี้สนุกหรือมีประโยชน์ ช่วยกดนี้ให้หน่อยครับ
According to the research on Thailand’s condominium market conducted by Nexus Property Marketing Company Limited, 2018 is expected to see more low-rise condominiums arising on smaller roads as lands by the main roads are becoming unavailable and extremely costly.
Nevertheless, luxury and super-luxury segments are still in the trend among new and leading developers. High-end condominiums will stick to the mass transit lines, affordable by consumers with moderately high income. Meanwhile, mid-range condos will locate some distance from the city’s central area but still reachable by mass transit lines; these condominiums are likely to meet residential demand rather than investment.