Designer's Fit-outさて、他社がどんな形態でやっているのかわからないので、これは私の場合だけの例ですが、これからデザイナー仕様フィッティングアウトの実際について少し書いてみることにします。

ところで、初めに断っておきますが、このデザイナーを紹介して欲しいという問合せは全てお断りしたし、それは今後も同じです。

実は以前、日本人の知人に内装工事をするので紹介して欲しいと頼まれ、このデザイナーを紹介したのですが、結局、他でやることにしたという連絡があり、紹介したデザイナーに悪いことをしてしまった経緯があり、それで懲りています。

デザイナーの仕事内容を考えればわかるのですが、真剣に見積りを出す場合、まず最初に物件実査をした上で、プランやレイアウトを考えたり、それに合うサイズや仕様のビルトイン家具の制作費用を算出したりと結構な作業量なのです。従って、余程大きな仕事でもない限り、相見積を取るようなところとはやりたくないというのが彼女たちのプライドでもあるのです。

一方、多くの日本人家主はいわゆるリフォームと勘違いしているところがあります。日本では壁紙が1,200円/㎡だの、畳の表替えが1枚5,000円だのと単純に比べられるので、相見積が当たり前と思っているようですが、こういう人達はインテリアデザインに付加価値を見出しておらず、ただの工務店だと思っているわけです。

日本のように家具なしで貸すのならそれでもいいですが、家具家電製品完備の
Fully Furnituredでの賃貸の場合、ホテルのスイートルームと同じでインテリアデザインは決定的に重要になります。

現地のラグジュアリーコンドミニアムのショースイート(モデルルーム)を見たら、大抵の人はこんなところに住みたいと思うはずですが、実はあれは一流のデザイナーを使い、普通の人はまずやらないような折り上げ天井にして間接照明を使い、天井に深みを持たせたりと、100万バーツ以上かけて徹底的にフィットアウトしているからなのです。

しかし、もしどうしても相見積を取って比較したければ、オリジナルデザインをするフリーランスのデザイナーでなく、金時飴みたいに同じ内装工事をする量産工事業者に頼むという手があります。

ただ、施主がしっかり施工監理をしないと見えないところで手抜きをされたり、様々な建材の知識がないと勝手にスペックダウンをされてしまうリスクがあるし、同じ建材の使い回しをするので、そもそも厳しい入居者獲得競争の中で、肝心の差別化ができなくなります。


では、前置きが長くなってしまいましたが、次回から私がデザイナーを使ってフィッティングアウト、またはリファビッシュをする場合の実務について書いていくことにします。


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