以上、現在のトンローの需給逼迫に関するレポートですが、トンロー人気は今に始まったことではなくずっとこの状況です。こういうのをイギリスでは「Upward Only」のマーケットといいますが、まさにそれですね。
ただし、プラスプロパティは親会社のサンシリのためにポジトークをする傾向があるのでややオーバーな気もしますが、基本的には間違ってないと思います。
ところで、プラスプロパティのいう50平米から55平米の1ベッドルーム、家賃が5万から6万バーツの物件が最も人気がある、には実は大事な事実が隠れています。
それは、この家賃水準の物件であれば、一流企業の単身赴任者、それとボリュームゾーンにいる夫婦2人連れの駐在員と2つの入居者層の選択肢に入っているということです。
つまり、「なぜ、大きな1ベッドルームを買うべきなのか?」の答えの1つがこれなのですが、50平米前後の1ベッドルームは予算のある単身赴任者だけでなく、夫婦2人の入居者層をもターゲットにできるので40平米前後の1ベッドルームに比べて空室リスクが格段に減ります。実際、HQの1ベッドルームは、出たらすぐ入居者がつくという状況のようで、50平米前後のサイズに対する賃貸需要は相当大きいです。
ただし、残念ながら、もしクアトロやHQのような中古物件で、高層階にあるこの写真のような内装を施した50平米の1ベッドルームを買うとすると、平米25万バーツ位するので約4、000万円にもなります。これでは一般の日本人投資家にはちょっと荷が重いはずです。
一方、これまで投資コンサルティングをやってきた経験から、2、000万円位の予算を持つ投資家なら結構います。それもあって、私はもう少し平米単価の低い、グレード・セグメンテーションでいうハイクラス、40平米台をお勧めしています。
従って、以前にも書きましたが、今度はバンコク不動産投資に関する一般的な話でなく、ある程度予算のある適格投資家A&B向けのセミナーをやろうと思っています。ただ、いつもは大体100人ぐらいの参加者があるのですが、この場合、比較的参加者の人数が少なくなると思うので、ある程度の参加希望者がいることを確認した上で、あらためてセミナーを企画するつもりです。ご興味のある方は今から私までご連絡いただけますと参考になるので助かります。
ところで、クアトロやHQに住んでいる日本人駐在員がそんなにお金持ちかというと、そういうことはないので安心して下さい。私がロンドン駐在の時にそうだったように、海外赴任中は会社負担でこういう高級物件に住めますが、いずれ日本に帰ればただのサラリーマンです。日本に自宅を持っていて、かつバンコクで4、000万円もの不動産投資をサクッとできる駐在員などそんなにはいませんから、たとえ2、000万円でも海外に投資物件を持っている投資家の方がすごいと思います。
ถ้าคุณรู้สึกสนุกช่วยกดนี้นะครับ