バンコク コンドミニアム物語

バンコクの不動産投資に関する情報発信

バンコクの不動産投資について、今起こっていること、これから起こること、そして投資のリスクや実践方法等、筆者自身も自己資金を使って投資しながら、その試行錯誤の中で得た経験を基に投資家目線で情報発信していきます。

その他

タイに住む外国人の国外所得に対する納税義務

Taxation1

来年1月から施行

สำหรับผู้มีเงินได้จากแหล่งเงินได้นอกประเทศเนื่องจากหน้าที่การงาน หรือกิจการที่ทำในต่างประเทศ หรือเนื่องจากทรัพย์สินที่อยู่ในต่างประเทศจะต้องเสียภาษีเงินได้บุคคลธรรมดาในประเทศไทยให้ชัดเจนและสามารถจัดเก็บภาษีได้อย่างเป็นธรรมมากยิ่งขึ้น ผู้มีเงินได้จะต้องเสียภาษีต่อเมื่อนำเงินได้พึงประเมินดังกล่าวเข้ามาในประเทศไทย ทั้งนี้ หากผู้มีเงินได้ถูกเก็บภาษีไว้ในประเทศแหล่งเงินได้แล้ว ผู้มีเงินได้สามารถนำภาษีที่ถูกประเทศแหล่งเงินได้ที่มีการทำอนุสัญญาภาษีซ้อนกับประเทศไทยเก็บไว้มาใช้เป็นเครดิตภาษีได้ตามหลักเกณฑ์ที่กำหนดในอนุสัญญาภาษีซ้อน

国外での労働やビジネス、資産から得た収入に対する納税義務と徴税を明確にする。国外で発生した課税所得をタイで受け取った場合、直ちに納税義務が発生する。ただし、タイと二重課税防止協定がある国で得た収入で既に徴税されている場合は、タイの税金から差し引くことができる。

タイ政府

これについては、タイ人だけでなくタイに年間180日以上住む外国人に対しても納税義務が出るということなので、我々のようなロングステイヤー、特に年金収入で暮らしている人には問題かもしれません。

現在、タイの証券会社などがこんなことをしたら国外で投資収入を得ている外国人富裕層が投資で得た収入をタイに持ち込まなくなるので、タイにとって返ってマイナス面が大きいと反論しています。

我々はそんな大金持ちではありませんが、タイのロングステイヤーには私のようにオフショアで投資運用している人も多いと思うし、もし年金収入も課税対象であれば年金生活者にとっても大問題です。

もっとも、タイ政府の決定はころころ変わることが多いことから、もしかすると年末までに緩和されるかもしれませんが…。

不動産投資している人には問題なし

ただし、バンコクで不動産投資して家賃収入で暮らしているような人にはそもそも国外での収入ではないし、タイの個人投資家で家賃収入を申告している人などまずいないことから、今回の変更は問題ありません。

また、私の場合、バンコクの不動産を売却した資金の約3分の1を米ドルに換えて、現在カンボジアの定期預金で金利6.75%で運用していますが、運よくタイとカンボジアは二重課税防止協定を結んでいて、いわゆる外税控除が使えるのでこれもほとんど問題ありません。

タイに送金しなければ大丈夫

危ないのはタックスヘブンであるオフショア投資で得た利益や日本国内で得た収入をタイに送金したり持ち込んだ場合ですが、税金を取られるリスクを取りたくなければ、上の文章を読む限り「ผู้มีเงินได้จะต้องเสียภาษีต่อเมื่อนำเงินได้พึงประเมินดังกล่าวเข้ามาในประเทศไทย」(国外で発生した課税所得をタイで受け取った場合、直ちに納税義務が発生する)ということなので、要は来年1月1日以降に外国で得た収入をタイで受け取らなければ納税義務は発生しないということになります。

従って、とにかく日本にある程度資金のある人は、当面の生活資金として年内にまとまった資金をタイに送金しておく方がよさそうです。

結局ザル改正?

ところで、そもそもお金に色はついてないので、タイの税務署では日本からタイに送った資金が投資の元本部分なのか売却益や配当といった課税所得なのかわからないと思うのですが、どうするのですかね。

それに株の場合、ニーサはダメですが、特定口座での配当や売却益はタイに送金しても、日本の方が税率が20%と高いので租税条約により課税されることはないと思います。

もっとも、頻繁に一時帰国する人などは、そんなややこしいことを考えるよりもハンドキャリーして日本円を持ち込めばいいだけの話なのですが…。

しかし、こうやっていろいろ考えていくと、今回も税法改正といっていますが、結局簡単に回避ができるザル改正のようにも見えます。

まだ遅くない、ベトナムは買い!

ハノイ1

発展を続けるベトナム

3泊4日でベトナムの首都ハノイに行ってきたのですが、ベトナムは10数年前にホーチミンにいって以来なので久しぶりです。

当時のホーチミンは大きな道路でも車をあまり見かけることがなく、道をふさぐほど大量のオートバイで道路を渡るのに恐怖を覚えたのですが、既にハノイでは道路の主役が車になっていました。

一方、昨年末に訪れたカンボジアの首都プノンペンでは、まだオートバイとトゥクトゥクの存在感に車が圧倒されていたのに比べると、少なくとも車の普及という点ではハノイの方がプノンペンより一足速く発達しているように思えます。

また、2年前に開通したばかりのベトナム初のスカイトレインにも乗ってきたのですが、なぜかこれをハノイではメトロ(地下鉄)と呼んでいます。

ところで、バンコクで最初のスカイトレインが開通したのが1999年12月だったので、よくいわれるようにベトナムはタイより約20年遅れているのかもしれません。

まだカオス(混沌)を失ってないベトナム

夜になって旧市街地を歩くと狭い道を車とオートバイ、そして通行人が団子状態になって溢れかえっていて、私などはこういうところにカオスというか東南アジアのエネルギーを感じるのですが、人口が1億人近くいて、しかも若い人が多いベトナムはまだまだこれから発展すると再確認した次第です。

コンドミニアム価格も急上昇中

地元の新聞によれば、ハノイ市の世帯数は2025年までにさらに157,000世帯増加すると予想されていて、地方から多くの若い労働者が仕事を求めて都会に移り住んできていることがわかります。

それに伴ってハノイの新築コンドミニアム価格も2019年初めに比べて31万円/㎡へと73%も上昇したということですが、一方でハノイ市民の収入は不動産価格の値上りに追い付かず、ますます住宅は手が届かなくなっているということで、ここでも典型的な新興国の住宅事情が始まっているようです。

ところで、私の印象として超高層のコンドミニアムはかなり多いのですが、なぜか超高層のオフィスビルを見かけることがほとんどありませんでした。

こんなに多くの人が住んでいるのに一体どこで働いているのだろうという疑問を持ったわけですが、どうもオフィスビルは昔ながらのCBDにあるビルが中心のようです。

これはハノイの高級住宅地ですが、整然と立ち並ぶコンドと広い道が印象的で、暑い街だけあって巨大なショッピングモールがなんとこの地下にあるのです。

こんな大きなスケールでの住宅開発はタイでも見たことがないので、いわゆるビッグ10と呼ばれる住宅専業デベロッパーが開発の中心であるタイと違って、ベトナムのデベロッパーは日本の地所、三井不といった総合不動産会社が中心なのでこんなとてつもない大開発ができるのかもしれません。

まだベトナムは買いだ!

これは昨日時点のベトナム株ETFの日足ですが、ベトナムの株価は3月以降連日のように急上昇しているのがわかると思います。

私は「ワクワクするぞ、ベトナムファンド!」で書いた通り、昨年11月にエントリーしたのでほぼ底値買いができたのですが、これからまだまだ上がると思っています。

昨年の9月に始まった政治的スキャンダルで暴落したベトナム株だけに、既に高騰しているインド株などよりもリスクは低いと思うし、その分、上昇余地もあると思っています。

ワクワクするぞ、ベトナムファンド!

ベトナム1

今週、ベトナム視察に行きます

タイのビリオネアー投資家「タイ株よりベトナム株だ!」」で書きましたが、昨年末にベトナム株が底値に落ちた際、個人的に500万円強をベトナム株ETFに投資しました。

もともと投資銀行で働いていたことから、私にとって昔取った杵柄ということもあって、不動産だけでなく株式や債券、為替などへの投資全般が、今も大事な趣味兼収入源です。

ただし、もうリタイアしているし、お金なら贅沢さえしなければ十分あるので大怪我しない程度に続けているのですが、やはり投資というのはワクワクして老後の趣味としても楽しいです。

特に、せっかくタイに住んでいるのだから他のアセアン諸国でも投資してみたいと思っていたのですが、そこで今回選んだのがベトナム株でした。

底打ちし上昇し始めたベトナム株

そもそもは昨年11月、「新興国株相場ならベトナムは外せない」や「ベトナム株を買い始めた海外の機関投資家」で紹介したニウェート氏のベトナム株に関する情報を読んで、この意見に全く同感だったので、最初の打診買い30万バーツに続き、冒頭の株式チャートにある古巣のドイツ銀行とJPモルガンのベトナム株ETFにさらに50万バーツずつ投資したのです。

これはいわゆる悪目買いという手法で、Don’t catch a falling knifeの格言通り落ちている間はじっと待っていて、昨年11月最後の週に値上りが始まったのを確認してから買いに入ったのですが、今となってはほぼ底で買えたようなので満足しています。

投資した当初は若干の赤字になっていたりしていたのですが、ニウェート氏がいうようにあと2~3年すればベトナム株は大儲けできるという言葉を信じて気にせずガチ保のつもりでいたのですが、ここにきて動意づき、2割ほど値上りしてきたのでこれからどこまで上昇するかを楽しみにワクワクしているところです。

それもあって、今週、久しぶりにベトナムのカオスを体感しに行くことにしましたが、もしかすると追加投資もありかと考えています。

投資しなくてよかった中国株

一方、先のブログでも書きましたが、経済音痴習近平の共産党中国ではこれからもろくなことが起こらないだろうと中国株は最初から避けていたのですが、昨日の経済新聞、プラチャーチャートの記事によれば、タイの中国株ファンドは全部が年初来マイナスでボロボロの状態ということです。

特にUOBが売っているUCI-SSFという投資信託などは年初来41.62%もの下落でほぼ半値状態です。

もっとも、案外この辺で底値買いに入るのはありかと前向きに考えているところでもありますが…。

これも株式投資の楽しみです。

コンドの固定資産税未払いには厳しいペナルティが!

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2023年の固定資産税納付書

また今年も固定資産税の納付書が届きました。

バンコクでコンドミニアムを持つ外国人の場合、スーパーラグジュアリーなどの豪邸でなければ、せいぜい3,000バーツぐらいまでだろうと思います。

これは日本の固定資産税に比べると全然安いのですが、タイの場合、コンドミニアムの年間管理費もそうなのですが、払わないととんでもないペナルティが課されるので要注意です。

固定資産税について

以下が固定資産税を管轄しているタイの財務政策オフィスからの通告です。全部訳すのは大変なので関係ありそうなところだけにしますが、もし自分がコンドミニアムのオーナーであればチェックしてみてください。

ภาษีที่ดินและสิ่งปลูกสร้าง 2566 ผู้มีหน้าที่เสียภาษีที่ดินและสิ่งปลูกสร้าง

  • เจ้าของที่ดิน/สิ่งปลูกสร้าง
  • เจ้าของห้องชุด
  • ผู้ครองทรัพย์สิน หรือ ทำประโยชน์ในทรัพย์สินของรัฐ (ที่ดินและสิ่งปลูกสร้าง)
  • ขณะที่ผู้มีกรรมสิทธิ์ร่วมกันก็ต้องรับผิดชอบภาษีที่ดินร่วมกันทั้งสองฝ่าย
  • เริ่มครอบครองวันที่ 1 มกราคม

ここでは固定資産税の納税義務者について書いていますが、簡単にいえば今年の1月1日時点でコンドオーナーになっていた人です。

สำหรับสถานที่ชำระภาษีที่ดินและสิ่งปลูกสร้าง สามารถชำระภาษีที่ดินได้ด้วยตัวเอง องค์กรปกครองส่วนท้องถิ่นของพื้นที่ คือ 

  • กรุงเทพ : ชำระภาษีที่สำนักงานเขตในพื้นที่ที่ทรัพย์สินตั้งอยู่ 
  • พัทยา : ชำระภาษีที่ศาลาว่าการเมืองพัทยา 
  • ต่างจังหวัด : ชำระภาษีที่สำนักงานเทศบาล/ที่ทำการขององค์การบริหารส่วนตำบล/ที่ทำการขององค์กรปกครองส่วนท้องถิ่นที่มีกฎหมายกำหนด หรือสถานที่อื่นที่ผู้บริหารท้องถิ่นกำหนด รวมทั้งจุดบริการเคลื่อนที่ที่ อปท. กำหนด

納付場所はバンコクについてはそれぞれのディストリクトを管轄する役所と書いていますが、日本人の場合、大半がアソークからオンヌットにかけてのエリアで物件を保有しているので、多分トンロー通りにある合同庁舎になると思います。

ちなみに、私は毎年トンロー通りまで行って払っていますが、BTSトンロー駅からは遠く、車かタクシーで行くしかないのですが、駐車場が狭いのでタクシーで行くことをお勧めします。

なお、パタヤは市役所で一括扱いということです。

หากชำระภาษีที่ดินและสิ่งปลูกสร้าง เกินระยะเวลาที่กำหนด ต้องเสียภาษีค้างชำระ รวมทั้งเบี้ยปรับและเงินเพิ่ม 

  • หากไม่มาชำระภาษีภายในเวลาที่กำหนด แต่ต่อมาได้มาชำระภาษีก่อนจะได้รับหนังสือแจ้งเตือน ให้คิดเบี้ยปรับ 10% ของจำนวนภาษีค้างชำระ
  •  หากมาชำระภาษีภายในระยะเวลาที่กำหนดในหนังสือแจ้งเตือน ให้คิดเบี้ยปรับ 20% ของจำนวนภาษีค้างชำระ 3. หากมาชำระภาษีภายหลังจากที่กำหนดในหนังสือแจ้งเตือน ให้คิดเบี้ยปรับ 40% ของจำนวนภาษีค้างชำระ 
  • หากไม่ได้ชำระภาษีภายในเวลาที่กำหนด ให้เสียเงินเพิ่มอีก 1% ต่อเดือนของจำนวนภาษีค้างชำระ เศษของเดือนให้นับเป็น 1 เดือน 
  •  กรณีที่ผู้บริหารท้องถิ่นให้ขยายกำหนดเวลาชำระภาษี และได้ชำระภายในกำหนดเวลาที่ขยายให้นั้น ให้คิดเงินเพิ่มลดลงเหลือ 0.5% ต่อเดือน หรือเศษของเดือน 
  • เบี้ยปรับอาจงดได้ในกรณีที่ดินและสิ่งปลูกสร้างถูกยึดหรืออายัดตามกฎหมาย โดยเราจะต้องยื่นคำร้องเป็นหนังสือต่อผู้บริหารท้องถิ่น เพื่อของดเบี้ยปรับของภาษีที่ค้างชำระ

さて、問題の支払いをしなかった場合のペナルティについてですが、納付所に書かれている支払い期限を過ぎても、最初の督促状が届く前に払った場合、10%のペナルティが課されます。

そして1回目の督促状が来てからその期限内に払った場合、20%のペナルティが課されますが、それでも払わなければペナルティは一挙に40%に跳ね上がります。

さらに、1か月毎に1%ずつペナルティが増えていくので、1年間も放っておくと50%以上のペナルティになると思います。

ただし、最終的に当局が不動産を差し押さえた場合や収容した場合は、固定資産税は免除されるということです。

ยกเว้นภาษีที่ดินและสิ่งปลูกสร้าง

บ้านหลังหลัก 1 หลัง

ところで、原則1,000万バーツ以下の自宅には固定資産税はかからないという免除規定があるのですが、これはちゃんとタビアンバーン(住民登録)している人に限定されます。

残念ながら、外国人の場合、タビアンバーンはロングステイビザを取るより面倒臭く、私でもやってないぐらいですから、まずこれをやっている人はいないと思うので自宅扱いにはならず、従って免税にはなりません。

TM30なしでロングステイビザ延長他

ビザ更新1

いつもと同じで問題なし

先日「TM30がなくてもビザ更新可能?」と題して、TM30なしでもビザ更新はできるはずということを書きましたが、その日はブログ村でのPVが1万を超し、こういう話に関心がある人が多いのだろうと思い、昨日、更新に行ってきたのでまた書くことにしました。

結論からいえば、担当者は上の写真のチャノート(権利証)の裏面をチェックしてちゃんと私の名前が記載されていることを確認し、上司にもわかるようにそこに赤ペンでしるしをつけただけで簡単に終わりました。

本来、TM30は家主が賃借人である入居者確認の届けを出すためのものなので、家主と賃借関係にない自己居住オーナーの場合、不要なのかもしれません。いずれにせよ、前回も書いたように最初にチャノートのコピーを出すとそれでいいみたいで、今まで一度もTM30を聞かれたことはありません。

タイのチャノート(権利証またはTitle Deed)について

ちなみに、タイの場合は日本のようにデベロッパーの保存登記がなく、売主のデベロッパーが買主に売った時点で初めて登記されるので、上の写真のようにデベのクオリティハウス株式会社(Qハウス)から私に売却されたという内容が初めての登記となるわけです。

また、タイの場合は権利証を失くしても土地局が同じものを持っているので、将来の売却に不都合が起こるというようなことはなく、金庫に保管したりとあまり神経質になる必要はありません。

午後も激混み

前回、午後は空いているのでお勧めと書いたのですが、昨日は午後でも激混みでした。1時半にイミグレに到着し受付番号をもらったところなんと100番で、その時に審査中の番号がまだ51番と私の前に48人が待っているという状況でした。

そのため、やっとビザ更新が終わったのが午後5時20分で、結局その時間ではマルティプル・リエントリーパミットの窓口が閉まっていて取れませんでした。

例年、私の前で待っている人は20数人だったはずなのですが、申請者が増えたのか、それとも休み明けの月曜に行ったのが悪かったのかもしれませんが、前言は撤回します。午後に行くと、リエントリーパミットが申請できなくなる可能性があります。

バンクステートメントは不要?

それと、最近はビザ更新にはこれまでのCertificate of Balance(残高証明)だけでなく、資金の動きを証明するBank Statement(資金移動明細)の銀行証明が必要になったと一部のサイトで書いてあったので、200バーツも払ってそれも取っていったのですが、どうも不要だったようです。

毎年、申請当日まで80万バーツ以上があることを証明するために、当日に地下のカシコン銀行で1,000バーツ引き出してから通帳をアップデートし、それから過去1年分の資金移動明細をコピーして持っていくのですが、今回銀行で作ったバンクステートメントが同じことを証明しているので、これは不要だろうと思ってコピーを取らなかったのですが、今回も1年分の通帳コピーを取って来いといわれたので、それを証明するために銀行のバンクステートメントがいるんじゃないの?と聞いたところ、

ไม่ต้องแต่ต้องทำสำเนาbook bankนะ~(それは別に要らないけど、通帳のコピーは必要ですよ)といわれたのです。

最後のナをナ~と引き延ばしてやんわりといってくれたのでカチンとくることもなく、再び地下に行ってコピーを取ってきましたが、ビザ更新は几帳面なチェックが必要なのでこの部署の全員が女性ということもあり、これまでに威圧的な人に会ったことはありません。

空港では女性審査官は鬼門

ただし、旅慣れた人なら知っている人も多いとは思いますが、タイ入国時に空港のイミグレで入国審査を受けるときは、女性審査官は避けた方がいいです。

女性は細かくチェックするので時間がかかるだけでなく、時々入国を止められている人がいるので、むしろルースな人が多い男性審査官のいるブースに並ぶ方が、はい一丁上がりとすぐに入国スタンプを押してくれる可能性が高く、余計なトラブルに巻き込まれるリスクも減ります。

実際、タイの入国審査は待ち時間が長すぎると観光客からの苦情が多く、交通大臣から1人1分以内に審査を終わらせるようにと命令が出ているはずなのですが、相変わらず女性審査官は時間をかけてじっくりチェックします。

ただし、タイランドエリートを持っている人はFast Trackを通ってスルーで行ける特権があるので、そんなことを考える必要はありません。もっとも、だからといって60万バーツも払う気にはなれませんが…。

ブログ村PV

年金5

暇つぶしでやっているブログですが、どのコラム記事が受けたのか知りませんが、ブログ村タイ情報で1,400サイトある中、バンコクに戻ってわずか6日で久しぶりにPVで1位になりました。 ありがとうございます。

人気のなくなったバンコクで、建設工事現場に隔離されて暮らす外国人労働者

外国人労働者1

フルロックダウン下の外国人労働者

20日に始まったフルロックダウンのせいで都内の車の量もかなり減っていたので、アソーク、トンロー、ラーマ4、シーロム、サトーン、パヤータイと、都内で人気の住宅地が今どんな風になっているのか、久しぶりに見て回りました。

本当は用のないものは外出禁止というのが政府の命令なのですが、1日中家にいても時間を持て余すので、始終車で移動するのであれば感染の危険性もないし大丈夫だろうと出かけることにしたわけです。

もっとも、道路のあちこちに警察官が立って検問をしており、もし停められたらやばいなとひやひやしながら走っていたのですが…。

走っている間に建設途中で止まっているプロジェクトも多く目についたのですが、ここで働いていたミャンマー人たちの多くが「感染者増加で再びバンコクのロックダウンか!」で書いた政府のBubble&Seal策により、この中で隔離されたまま囚人のような暮らしをしていたことを思い出しました。

それもあって、今日はこんな話題のコラムを書いてみる気になりました。

不動産業界の闇

Some 80,000 people – mostly Burmese, Cambodian and Thai workers – have been isolated in these shanty towns, basically imprisoned. They are guarded by Thai police and army. Some of the construction developers are doing the right thing and providing food and supplies. But others aren’t. 

主にミャンマー人とカンボジア人、そして一部タイ人を含めた約8万人の工事現場で働いていた作業員は、(第3波以降)囚人のように狭いところに閉じ込められ、外に出られないように周辺を警察と軍隊が見張っている。そして、彼らを使っていたデベロッパーには、食料や生活必需品を支給して彼らのサポートを続けているところもあるが、多くのデベロッパーは何もせずほったらかしている。

タイガー

4月に感染第3波が始まってから、その感染爆発発生の中心がバンコクのコンドミニアムなどの工事現場で働くミャンマー人やカンボジア人の宿舎であったことから、タイ政府はBubble & Seal作戦ということで、バンコクの建設工事現場すべてを閉鎖しました。

その後、他県に逃れた者や母国に帰れたものもいますが、現時点では約58,000人の外国人労働者たちが、バンコクの建設現場などで隔離され、食料もない中で飢えや病気に苦しんでいるということです。

デベロッパーにしてみても、コロナで多くの契約キャンセルが出た結果、今は完成在庫や販売在庫を抱えて大変な状況です。その上、建設中のプロジェクトは全て工事をストップという命令が出たわけですから、この間の金利負担も大きく、現場で働いていた外国人労働者のことにまで手が回らなくなっているのだろうと思います。

つい数年前まで、コンドミニアムのデベロッパーは中国人投資家の爆買いで次々と新しいプロジェクトを起ち上げ、その結果、現場作業員の労働者不足が発生していたほどだったのですが、わずか数年で状況が一変してしまいました。

スクムビット周辺にもいくつもある隔離キャンプ

特にスクムビット通り沿いは外国人投資家の人気があったことから、多くのプロジェクトが進んでいましたが、それだけに大きいところでは数百人単位のキャンプ、そして上のような比較的小さいプロジェクトで働いていた人たちも現場で隔離されています。

しかも、大半の外国人労働者は社会保険に入っておらず、失業と同時に収入もなくなり、ここから出るなということだから、スーパーに買い物に行くこともできないわけです。それでデベロッパーから見放されたら食べるものにも困るわけで、それこそ死活問題です。

ただし、この記事ではデベロッパーが見捨てたと悪者にされていますが、普通は建設会社が現場作業員の雇用主であり、彼等にも責任はあるとは思います。そうはいっても、施主であるデベが知らんぷりするのもおかしいとは思いますが。

また、タイの建設作業員は特にミャンマー人が多いことで知られていますが、今はクーデターで母国が大変な状況にあり、故郷に残された家族に仕送りもできず、それどころか自分たちの食糧にも苦労している状態ということで、慈善団体等が差し入れをしたりしていますが、残念ながら、タイ政府もこういう人たちまで救済する余裕はないと思います。

私もバンコクの不動産市場の動向について10年近く付き合ってきたわけですが、現場が今はこういう厳しい状況になっているのを見ると何かやりきれないですね。彼らに比べると、のんびりロングステイ暮らしをしている私などは幸運だと思います。

タイランドエリートカードで不動産市場を活性化?(その2)

エリートカード3
この記事によれば、まだ初期段階ではあるものの、500万バーツ(1,800万円)以上のコンドミニアムを買った人には最長5年間タイに住めるビザ、1,000万バーツ(3,600万円)以上の物件なら最長10年のビザ発行を検討しているらしいです。

従って、もしこの新ルールが実現すれば、中国人だけでなく、日本人や欧米人の間でもロングステイ希望者の間で一挙にコンドミニアムに対する需要が高まるのではないかと思います。

もっとも、これがゆくゆくはエリートカードの会員でなくても適用されるようになれば、逆にエリートカードの価値が半減してしまうかもしれませんが...。

いずれにせよ、500万バーツであれば金額的に我々のようなミドルクラスでも手が届くので大いに食指が動きます。それに、来年あたりコンド市場がいよいよ底値圏に入ると思われることもあり、キャピタルロスのリスクは低く、物件選びさえ間違えなければ、特定事業税のかからなくなった5年後に売却してゲインが取れる可能性も十分あります。

普通ならこんなビザは出ないのでしょうが、今はタイのGDPの1割近くを占めるともいわれる不動産業界が窮地にあるので、その救済策でもあり、ある意味、50歳未満の人にとっては不動産の底値買いと長期ビザ取得のダブルチャンスなのかもしれません。

ただし、1,000万バーツで10年というのは、すでに期間10年の投資ビザの制度があるので、あまり魅力はありません。わずか500万バーツで5年というところに魅力があるのです。

エリートカード4
ところで、この不動産購入に関するメリットとは別に、エリートカード自体はどんな人にとって価値があり、どんな人にとってはないのかちょっと調べてみたのですが、結局、滞在期間以外は大したメリットがなく、以下のような結論になるようです。

Is it worth It?

The answer totally depends on you. If you‘re able to afford 8,333 baht a month and live hassle-free with this visa, then it’s totally worth it with all the conveniences you get.

On the other hand, if you’re eligible for other long-term visas and don’t mind dealing with paperwork and the bureaucratic system, then the Elite Visa isn’t for you.

エリートカードの価値

その人次第であり、ビザ申請などの面倒な手続きをスキップするために、月額8,333バーツの出費が気にならない人にとってはその価値がある。

一方、50歳以上でリタイアメントビザを取る資格があったり、他のロングタームビザが取得できて、しかもその申請手続きのためのペーパーワークや官僚的なシステムに振り回されるのが嫌でなければ、エリートカードを購入する価値はない。


これに説明を付け足すとすれば、私の知人で夫婦でバンコクにやってきた人がいます。本人は50過ぎで簡単にリタイアメントビザを取れたのですが、奥さんがまだ40代ということで、奥さんには5年のエリートカードを買ったそうです。

これがマレーシアのMM2Hであれば、自分が住む不動産を買えば、家族全員にビザが発行されるので子供も連れて移住できるのですが、タイのリタイアメントビザはこれができません。そういう意味でエリートカードには価値があります。

また、プラカノンやオンヌットに多く住む、ITを駆使してタイで働く外国人デジタルノマドたちにとっても、1か月わずか8,333バーツ(3万円)で合法的にタイに住むことができるというエリートカードは非常に価値があります。

著書で「増加の一途、外国人デジタルノマドを狙え」と題して、最近増えているフリーランスのITエンジニアのことを書きました。その中で例として挙げている30代の日本人ITエンジニアは月収が40万円~50万円あり、やはりエリートカードを買ってトンローに住んでいましたが、このくらい収入があれば、バンコクの方が日本より物価が安いし住みやすいことを考慮すれば、月に3万円は安いものです。

一方、50歳以上で、80万バーツ(280万円)の貯金をして保険料の低額な健康保険にさえ入れば、ジェンワタナーで半日で簡単に取れるリタイアメントビザのために、50万バーツものお金を使うのはもったいないと考える人にとっては、エリートカードはその価値がないことになります。

リタイアメントビザの取得は複雑で発行されないケースも多々あると書いてあるサイトもありますが、私の経験ではそんなことは全然ありませんでした。日本で取ろうとすると集める書類が多く結構面倒なようですが、タイで取れば難しいことはありません。

それに、バンコクにはリタイアメントビザの取得をサポートしてくれる業者も数社あり、そこに頼めば15,000バーツほどで面倒な書類作成や手続きをサポートしてくれるので、コスト的にはこちらの方が全然割安です。

ただし、来年からこの期間5年のエリートカードは60万バーツに値上げされるようですが、結局、自分が50歳以上かどうか、また、50歳以上であっても申請手続きや毎年の更新は面倒で、どうしても嫌だと思うかどうかの問題だと思います。



タイランドエリートカードで不動産市場を活性化?(その1)

エリートカード2
6万ユニットを超えるコンドミニアムの販売在庫、その中でも「危険信号が灯り始めたコンドミニアム市場(その2)」で書いたように、竣工しても引取り手のいない完成在庫が急速に積み上がる中で悲鳴を上げている不動産業界ですが、タイ政府に対して外国人バイヤーを増やす政策を嘆願しています。

昨年初めの頃までは、各デベロッパーはミドルクラス以下の国内実需層にターゲットを絞って、郊外で100万~200万バーツの廉価なコンドミニアムを次々と開発していたのです。しかし、今年に入ってコロナによる経済不況が襲い、ミドルクラスの多くが失業したり収入が激減した結果、金融機関の住宅ローンの却下等でこのセグメントもキャンセル続出となり、さっぱり売れなくなってしまいました。

一方、もともと転売目的が多かったアッパーミドルクラスや富裕層の投資家層の間でも様子見が続いているので、国内での販売ターゲットがもうほとんどいなくなってしまったわけです。

そこで最近、「苦戦が見え隠れするザ・エッセトンロー」でも書いたように、シンハーが100社ものエージェントを使って、もう一度外国人に売り込もうとしていますが、これはどこの大手デベロッパーも状況は同じで、こうなったらもう外国人しかいないということで、一刻も早く中国人を中心とする外国人バイヤーが戻ってくるのを心待ちにしているわけです。

そこで政府も不動産業界からの嘆願に沿ったかたちで、まずは比較的裕福な会員が集まるエリートカードの保有者にコンドミニアムを買ってもらおうと検討しているようです。まだ何も決まったわけではないということではありますが、今後どんなプランが発表されるのか興味深いところです。

ちなみに、以前「政府はまたもや非常事態宣言の延長へ!(その1)」の中で、「この2か月間で、期間5年のタイランド・エリートカードを取得した人が急増したそうです。つまり、どうしても母国に帰れない、もしくは帰りたくない外国人にとって、このカードは最も手っ取り早くタイに合法的に居残ることができるライセンスだったわけです」と書きましたが、カード会社の発表によると、このエリートカード購入者で一番多かったのは中国人だそうです。

エリートカード5
さて、今回ターンセータギットに載った記事では、政府は来年のタイへの資金流入や収入増のために、次の4つの目標を立てています。

1. EECに関して外国からの投資の呼び込み
2. 外国人観光客の誘致
3. タイの不動産を買う外国人投資家に長期ビザを発行する新ルールの制定
4. 富裕層の観光客を誘致し多くの消費を促す

そこで、まずはそのとっかかりとして、エリートカード会員に対し、タイで不動産を買ってもらえば特別な権利を付与するということを検討しているとのことです。

どんな特権かは、現時点では明確ではありませんが、ゆくゆくはエリートカード会員だけでなく、
マレーシアのMM2Hビザのように、タイでセカンドホームを買った人には、長期で滞在できるビザを出すことを検討しているようで、タイに住む日本人にとっても興味深いのではないかと思います。

次回に続く

  

マレーシア不動産から撤退する中国人バイヤー

MM2H
中国人がタイでコンドミニアムを買い漁っていた2017年、実はマレーシアでも同様のことが起こっていました。

マレーシアは以前「東南アジアでリタイア、人気リゾートベスト3(その3)」で書いたように、中国語が通用すること、不動産価格が安くミドルクラスでも容易に買えること、そして何よりMM2Hビザに魅力があったことから、多くの中国人ミドルクラスが自己居住を目的にセカンドホームとして住宅不動産を買ったわけです。

マレーシア:
ラグジュアリーコンドミニアムは、他のアセアン諸国に比べて価格が非常に安い。しかも、マレーシアで自己居住用不売動産を購入し、かつ生活費をマレーシアで働かなくても自己資金で賄えるという証明ができれば、マルチエントリーが可能な10年間のビザを発行してもらえるというマレーシア独自のプログラム、MM2H(Malaysia My Seconf Home)があり、東南アジアでも特に人気がある。また、このビザを取れば、同伴家族についても同じく滞在許可が出る。

ところが、最近、マレーシア政府はこのMM2Hビザの発行を凍結したのです。実は昨年の9月から11月の間も、9割のMM2Hビザ申請が却下されるという事件が起こったのですが、今回は完全に凍結です。

MM2H2
政府はこのビザの廃止を正式にアナウンスしたわけではありませんが、少なくとも当面はこのビザで移住することができなくなったわけで、特に中国政府の干渉やデモによる混乱を嫌ってマレーシアに移住しようとしていた香港の中国人などは、行き場をなくしてショックを受けているという記事もあります。


マレーシア
また、英字紙The Nationによると、既にマレーシアに移住していた中国人社会に与えた影響も大きく、MM2Hの凍結で中国人の新規購入がほとんどなくなったことや、コロナの感染を恐れて中国に戻った人もいることから、中国人の多いボホールなどの住宅は値崩れを起こしているそうです

それどころか、マレーシアに見切りをつけて、購入した住宅を損切りしてでも手放す中国人も出てきているということですが、
なぜこんなことが起こっているかというと、マレーシアで不動産を買った中国人は、その生活環境やライフスタイル、子供たちの教育のことを考えて、実際に自分たちで住む目的の人が多かったからです。

一方、タイの不動産を購入した中国人は、もともと値上り益や賃貸で利回り収入を得る投資目的の人が多く、自分で住まないのでたとえ将来、ロングステイビザや投資ビザが発行されなくなっても、不動産市場に与える影響はそれほど大きくないと思います。

もっとも、タイのコンドミニアム市場も値下りが続いているのですが、マレーシアとはちょっと事情が違っていて、GDPがマイナス8%というアセアンでも最悪の経済状況や供給過剰による販売在庫の積み上りが主な原因です。


米中戦争
ところで、興味深いのは、中国人がマレーシアを敬遠し始めた理由の一つに、南シナ海での中国の勝手な振る舞いに対して、マレーシア国民が嫌中意識を持ち始めていることがあります。さらに、最近の米中摩擦もあります。彼らは最悪米中戦争が起こった場合、マレーシアは米国側につくと考えていて、その場合、彼らは敵国民となり、ここに住んでいると危ないと考え始めているようです。あまり不動産投資とは関係ないようにも思えますが、カントリーリスクというやつです。

そういう意味では、南シナ海をめぐってフィリピンやベトナムも嫌中意識があるので、中国人はたとえ自分で住まないにしても、これらの国での不動産投資は積極的には買わないように思います。

ところで、ではタイは大丈夫かというと、タイも中国側にはつかないでしょうが、この図で見てもわかるように、タイには米軍基地もないし、今のところ、特に嫌中意識もないことから、フィリピンやシンガポール、マレーシアよりも中立的な立場でいられます。

従って、中国のJuwai.comによれば、今でも中国人投資家の間ではタイの不動産が一番人気があります。
また、タイの不動産業界もそれを知っていて、中国人投資家が戻ってくるのを心待ちにしていることもあり、タイとマレーシアではかなり状況が違うようです。



サイアミーズスクムビット48、地上50階のビューが圧巻

insider1

つい昨日、日本のクライアントから依頼されて、オンヌットのサイアミーズの購入予約権の損切り売却を引き受けたので、このブログでも紹介させてもらいます。

本来、私は仲介はあまり積極的には引き受けないのですが、この方は以前、「関西住宅産業協会」様が主催した、私のバンコク不動産セミナーにも参加されており、その後もコンサルティングのクライアントとして有料で相談に乗っていた縁から、今回、どうしてもと頼まれたので引き受けることにしたものです。

そこで早速、今朝、上のような広告をタイ語と英語で作成し、
リビングインサイダーを始め5つの直接売買サイトに掲載したところです。
https://www.livinginsider.com/livingdetail/499141/Japanese-Owner-sells-his-Down-at-a-loss-of-112M-baht.html

リビングインサイダーでは、わずか2時間ほど前にアップしたのですが、現時点で39人がこの物件を閲覧中になっています。

そして、既に2つのエージェントからコーエージェントの申し込みが入りました。彼らも商売なので、これはというある程度インパクトがある価格でなければ時間の無駄になってしまい、コンタクトしてきません。

insider6
さて、このクライアントの方は、私が2015年に上梓した最初の著書である「バンコク不動産投資・基礎編」で、これからはオンヌットがもっとも有望と勧めてきたこともあって、このプロジェクトを購入したのだろうと思います。

私としても、2016年の時点でオンヌットを選んだことは正しい選択であったと思うし、実際、この直近60日間のランク表を見ても、タイ人の間では今もラーマ9をおさえてオンヌットが人気1位です。

それに、このブログや最新著書「2020年度版 バンコク不動産投資」でも書いているように、脱日本人駐在員で投資するのであれば、これからはフリンジからミッドタウン、つまり、BTSでいえばオンヌットからウドムスクにかけてのエリア(シティフリンジのプラカノーンも入れていいと思います)が狙い目です。

ただし、残念ながら今回のコロナで市場は総崩れとなっていて、いくらオンヌットといえどもその影響をもろに受けてしまっています。

従って、今の完全な買い手市場の中、タイミング悪くこのプロジェクトは今月末が引渡し期限を迎えるため、他からも同様の投売りが出てきています。

そこで、この方には以前、「竣工引渡しがきても焦らず引き延ばせ」で書いたように、できるだけ引渡しを引き延ばして時間稼ぎをするようにアドバイスしてきたのですが、どうもサイアミーズというデベロッパーは、アナンダのようには簡単に先送りに応じないようにも思えます。

特にこのプロジェクトは、TQ(タイ人枠)の場合はダウンが15%に対し、FQ(外国人枠)のダウンは30%とかなり高いこともあり、デベロッパーが戦略的に
外国人枠の物件のみ手付金没収で契約を解消してくる可能性もあります。
注:その後、なんだかんだと理由をつけて引き延ばしてきているので、今もこの予約権は生きています

従って、デベロッパーに3割ものダウンペイメントを丸取りされてしまうのであれば、最悪は引渡しを受けて買い取るしかないと思いますが、この際、あまり欲は出さないで、最初からベストプライスとした方がいいと考え、今回、プリセール価格から2割近い値引きである112万バーツ、つまり400万円近い損切りに出たわけです。

その結果、44.27㎡の新築1ベッドルームが505万バーツ、114,000バーツ/㎡というインパクトのある価格になりました。

insider4
しかも、このプロジェクトは全ユニットが天井高4.4メートルのメゾネットタイプであり、この売却物件は31階ですが、実質は通常のコンドミニアムの50階相当の高層階にあります。

また、北西向きのシティビューなので、西日が入るのも夕方ぐらいで午後も特別暑くはならず、しかも夜景がきれいです。

insider2
この写真は33階からデベロッパーが撮った夜景ですが、こんな夜景が広がっているわけです。私もこれまでに数回、トンローのマリオットホテルにあるルーフトップバーでお酒を飲んだことがありますが、毎晩、自分だけの空間からそのルーフトップバーと同じような夜景を見ながら過ごせるというのが魅力です。

insider3

ちなみに、ミッドタウンフリンジであるオンヌットに突然、高さ200メートルもあるコンドミニアムが出現したわけですが、
私などはこれを見ると、ニューヨーク・マンハッタンの432パークアベニューを思い出します。有名映画スター等の芸能人が多く住む超高層コンドミニアムで、非常に興味深いプロジェクトでもあります。

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バンコクで最も渋滞が激しい通り

渋滞今月17日、タイの気象庁から雨期明け乾季入り宣言が出され、ほぼ同時に雨も降らなくなりました。

これからタイの冬が近づき、いよいよゴルフシーズンが始まることもあり、私も先週末、久しぶりにバンナーのゴルフ練習場にいってきたのですが、この2カ月ほどはほとんどクラブにも触れてなかったのに、なぜかこれまで苦手だった3番フェアウェイウッドがまっすぐ飛ぶようになっていて、嬉しくなりました。

2カ月休んでゴルフから離れていると、その間に体に浸み込んだ悪いフォームの癖が自然に消えたのかもしれません。まさにこのブログで書いてきた、今のバンコクの不動産投資は「休むも相場なり」というのと同じで、休んでみるのもいいものです。

11月から各ゴルフ場もビジーシーズンに入り、グリーンフィーを一斉に値上げするそうなので、せこい話ですが、それならその前に行ってこようということになり、今月30日と31日に2日続けてコースに出る予定です。とはいっても、まだまだ暑いので熱中症には気をつけなければなりませんが…。

さて、ゴルフに行くのも、日本なら鉄道網が発達しているので、東京から千葉辺りのコースに行くのでも、ゴルフバッグを抱えて電車で出かける人も結構います。しかし、鉄道網がまだまだのバンコクではそんなのはちょっと無理で、やはり車が必須です。

一方で、バンコクは世界で8位と交通渋滞の激しい街であり、車を運転して家を出た途端、渋滞で全然動かない、というシチュエーションが結構あります。そこで最近、バンコクでもっとも渋滞が激しい通りについて、紹介している記事がありました。

一見、これは不動産投資にはあまり関係がないように思えますが、実は結構重要なことです。車を持つことがまだまだステータスシンボルであるタイ社会では、昔、日本に「いつかはクラウン」とか「シーマ現象」という言葉があったように、今のタイ人アッパーミドルクラスの間では、カムリやアコードが憧れのステータスカーになっています。

だからかどうか知りませんが、都心部に住むアッパーミドルクラス達は、わずか300メートル離れたところにあるコンビニやレストランに行くだけでも、わざわざ車を運転していこうとします。

そんな彼らが嫌がるのが道路の渋滞です。タイ語でジャラージョンとかウンワーイというのですが、ちょっとの移動なのに、下手をすると1時間も渋滞の中で時間を浪費してしまうというのでは、何のために便利な職住接近のダウンタウンに住んでいるのかわからないということになります。

このブログでも書いてきたように、これからミレニアル世代のアッパーミドルクラスが住宅を買うようになり、市場でも大きなボリュームゾーンになることは間違いないのですが、彼らが嫌がる交通渋滞の激しいエリアは不動産投資でもできるだけ避けておくべきです。

特に、私がいつもこんなところは買わない方がいいと書いているラートプラーウなど、タイ人なら渋滞が最悪なことは誰でも知っているし、夕方5時以降の通勤ラッシュ時など、タクシーに乗車拒否されることはほぼ確実です。

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始まった政府系銀行と中央銀行の戦い(その2)

GHBGSBさて、この政府セーヴィングバンク(GSB)の取締役会は今月18日に開かれ、そこで承認されればタイ中央銀行の基準でなく独自の貸出基準に基づく住宅ローンの貸し出しが始まることになります。

そして、GSBだけで150億から200億バーツ(5,000億円から7,000億円)の住宅ローンを貸し出す予定のようです。

これが本当に不動産市場にとっていいことなのかどうかは、もう少し状況を注視する必要がありますが、それにしても、このGSBの現在のNPL(不良債権)発生比率は総貸出残高に対して既に2.83%とのことです。

ここでたったの2.83%かと思わないで下さい。投資銀行などと違って普通銀行の住宅ローンのスプレッドなど知れています。

例えば、ローンの利益であるスプレッドが2%だとすれば、100万バーツの元本焦げ付きが出た場合、銀行はその50倍、つまり5,000万バーツのローン貸出で儲けた利益が一瞬で吹き飛んでしまうことになります。

さらに、もう一つの政府ハウジングバンク(GHB)の総貸出残高に対するNPL発生率は既に4.37%にも達しているというのです。

これは決して低くはないNPL発生比率だと私は思うのですが、それでもさらに貸し出し基準を緩和してリスクを取るというのは、絶対倒産しない政府系銀行だからできるのかもしれません。

いずれにせよ、私はどちらかというとこの救済措置はいたずらに不動産市場の供給過剰の問題解決を引き延ばすだけで、あまりよくないのではないかと思っています。

むしろ、タイ中央銀行の今のうちにバブルの芽を摘んで、健全な住宅市場に戻すという方が、中長期的には不動産投資家や不動産市場にとってプラスになると思うのですが…。

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始まった政府系銀行と中央銀行の戦い(その1)

供給過剰4月1日からタイ中央銀行が始めたLTV(借入金/不動産価値比率)による住宅ローン引締めにより、この第2四半期は昨年比で3割も住宅ローンの貸出が減りそうだと、政府ハウジングバンク(GHB)がレポートしました。

しかし一部のデベロッパーは、それでも大丈夫だとうそぶいているところもありますが、竣工しても住宅ローンが借りられないのでは、購入した人たちの多くがキャンセルするしかなくなるのは自明の理で、実際、その兆候が住宅ローン貸出額の急減という形で表れているわけです。

以前、「大量のバックログ、無事引渡しできるのか?
」で4回にわたり書きましたが、あれからさらに完成在庫が積み上りつつあり、タイ全体でなんと45万ユニットもの住宅完成在庫があるそうです。

一方、我々のような外国人はもともと住宅ローンなど借りられず、最初から現金買いなのでこの中央銀行による締め付けは何も怖くありません。

従って、こんな状況になってくると、今年は買い叩かれるだけなので、保有物件を売る年でなく、むしろ買い叩いて買いに行く年だと思います。(参考:「いつ買うの?、今でしょ!」)

ただ、ここにきて事態を重く見た政府系銀行が中央銀行の締め付けに対抗して救済策を打ち出してくるようです。すなわち、タイ
中央銀行の指図に従わなくてもよい財務省直轄の政府系銀行である、政府ハウジングバンク(GHB・タナカーンアーカーンソンクロ)と政府セーヴィングバンク(GSB・タナカーンオームシン)が住宅ローン貸出基準をもっと緩和し、住宅を買いたくても買えない中低所得層に貸し出して住宅取得を助けようという動きです。

ところで、タイではまだ正式には内閣総理大臣も決まっていないし、政府も発足してないのですが、政府系銀行は取締役会の判断でこういうことができるようです。それに、日本でも財務省と日銀が金融政策を巡って喧嘩することがありますが、今回のこれも同じようなものだろうと思います。

もっとも、次期新政府も最近のタイバーツ高騰が原因でマイナス1.9%成長に転じてしまった輸出の減少をカバーする意味でも、住宅産業の内需拡大でなんとか経済成長に寄与させたいと思うはずで、この政府系銀行の動きに反対するとは思えません。

いずれにせよ、タイ経済にとって重要な内需である住宅産業を成長させたい政府系銀行と、家計債務が膨らみ続ける中、不動産バブル崩壊による不良債権急増の芽を今のうちに摘んでおきたい中央銀行との間で、ある意味戦いが始まろうとしているわけです。

次回に続く

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バンコク不動産市場の問題点(その3)

地価とコンド価格の推移タイの不動産バブルがきっかけとなったといわれているのが1997年のトムヤムクン危機(アジア通貨危機)です。

この経験から、タイ中央銀行も独自でこのグラフのような地価とコンドミニアム価格の推移を調査し、経済全体に大きな影響を与える不動産市場を監視してきています。

台頭著しい中国人投資家、そのリスクに備えろでも4回にわたって書きましたが、外国人の不動産投資がタイ経済全体に悪影響を与える可能性が出てきたことに対し、
既に警戒注意を関係業界に促してもいます。


そして今回、タイ人の不動産投資に対する引締めも打ち出してきたわけです。

今、これに対しデベロッパーや金融機関は2軒目でなく、3軒目以降の住宅ローンからにするべきとか、このLTVの施行はあと6カ月先延ばしするべきとか中央銀行に陳情しているそうですが、それだけ市場に与える影響も小さくないということだとも思います。

例えば、地下鉄MRT沿線のビジネス街、スティサーン駅周辺のコンドミニアムなどは、ここで働くアッパーミドルたちがウイークデイの間、この1ベッドルームを購入しそこで寝泊まりして働き、週末は郊外にあるマイホームに帰って家族と過ごすというケースが多いのでよく知られています。

そういう意味では、これは実需でもあるのですが、一律に2軒目を買う場合はLTV80%というルールが始まると、このような属性は良くても1軒目の自宅のローン支払いの負担で今は現金を持ってない、という人達が2軒目を買えなくなります。


また、住宅を借り換える人も今の自宅を売却してローンを完済するまで新居が買えないという問題が起こり、ここでも実需の購入にまで影響が出ることになります。

さらに、来年1月1日施行となると、既に2軒目の住宅をプレビルドで買ってしまっている人達の場合、竣工引渡し時に通常のダウンペイメント以外にさらに想定外でもある追加の自己資金が必要になるという問題も起こります。

タイ中央銀行は来月中旬には結論を出すといっていますが、いずれにせよ、今後は投資や転売目的の不動産購入に対する規制はさらに厳しくなっていくと思います。

CBREやAREAはこの件に関し、不動産市場にとっては中長期的には正しい措置であると肯定的なコメントを出しているものの、一方で短期的には不動産市場に悪影響が出ることも認めています。

購入予約権の転売狙いや賃貸運用しながら不動産投資をしようとする人達にとっては、「出口」が狭くなるということでもあり、リスクが高くなってくるかもしれません。

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バンコク不動産市場の問題点(その2)

Mortgageそれではここで例を挙げてみる。

月収が10万バーツある個人が投資として賃貸不動産を購入する場合と、同様に10万バーツの月収があり、自宅として自己居住のための不動産を買いたいという2種類の顧客がいるとする。

タイの金融機関の場合、他国の金融機関同様、高収入の属性の良い人を優先するのではあるが、それさえ同等であれば自宅として本当に住宅を買いたがっている人なのか、それとも単に利回りの高い投資対象の一つとして不動産を探している人なのかなどは特に考慮せず、ローンを貸し出す。

そして、これが実体のない見せかけの需要を増やしているのである。


我々は今、不動産投資のために2つ目の住宅ローンを借りようとしている人をよく見かけるようになってきたが、こういった投資需要に対しても属性の良い人なら簡単に住宅ローンを借りられるということが住宅価格を押し上げてしまい、結局は自己居住のために住宅を購入しようとする第一次住宅取得者が、住宅を買えなくなってしまっているのである。

不動産市場というのは社会情勢や消費者の購買力に左右されるデリケートな市場であり、他の各国政府はこういった投機的な需要が市場に悪影響を与えるのを避けるべく、住宅ローンに関してその購入目的や既に借りているローンの数によって制限を加える政策を施行している。

例えば、ダウンペイメント(自己資金)の比率を設定して投機的な不動産バブルのリスクを抑制するのがLTVレシオであるが、シンガポールでは一次住宅取得者の場合であっても、物件価値の25%の自己資金(エクイティ)が必要である。つまり、75%のLTVレシオが政府機関によって規定されているのである。

一方、既に住宅ローンを借りていて、新たに追加で住宅ローンを借りようという人に対しては、もっと厳しい規制がある。

例えば、2つのローンを既に借りていて、3つ目の不動産を買おうとする場合、ローンの申請者は55%の自己資金を用意しなければならない。つまり、LTVレシオが45%に落ちるのである。

また、香港のように印紙税などの課税を増やして不動産の投機的な購入を規制し、市場がオーバーヒートするのを食い止めようとしているところもあるし、英国では賃貸用不動産の購入に対しては、LTVが80%以下でなければ銀行はローンを出さない。さらに、英国の中央銀行であるバンク・オブ・イングランドは年収の4.5倍以上の住宅ローンの貸出を禁じてもいる。


そして、同様にタイ中央銀行もこういった投機的な住宅購入を減らし、自己居住の実需層が住宅を購入できるようにこれまでサポートしてきているのだが、今回、2件目の住宅ローン申請、もしくは価格が1,000万バーツ以上の高級住宅を購入しようとする者には、自己資金20%以上とする提案書を出した。現在、各方面からの意見をヒアリングしているところだが、来年1月1日施行の予定である。

次回に続く

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Let's compare two individuals looking at the same condominium. One earns 100,000 baht a month and wants to buy a unit to rent out. The other earns 10,000 baht but would like to buy and really live there.

The bank will favour the high-income borrower, regardless of whether he or she really needs that property or is just searching for a better yield than other investments offer. Credit lines of this kind have in turn propelled artificial demand.

We are now seeing more people taking out second mortgage loans and then some. This dampens genuine demand, as the ease of obtaining mortgages drives up property prices further beyond the means of first-time homebuyers.

Real estate markets are sensitive to social trends and concerns about affordability. To prevent negative conditions from arising, several countries have introduced measures on residential mortgage loans, based on borrowing objectives and the number of outstanding mortgage contracts.

An LTV limit, setting a minimum down payment level in other words, is the most widely used measure to reduce the risk of a price bubble fed by speculative demand.

For example, in Singapore, first-time homebuyers must make a minimum down payment of 25% based on the property value, with an LTV limit of 75% imposed by the Monetary Authority of Singapore.

Borrowers with more than one outstanding mortgage face even stricter requirements. For instance, if you have two outstanding mortgages and are looking at a third property, you'll need to pay at least 55% down for that house or condo.

Other measures, such as stamp duties, are used to further curb speculative demand in overheating markets, as in the case of Hong Kong.

In the UK, while financial institutions have been cautious in not granting buy-to-let (BTL) mortgages with LTV limits above 80%, the Bank of England has decreed that the amount of a mortgage loan cannot exceed 4.5 times a borrower's annual income.

In a nutshell, the depth and breadth of LTV limits and other measures may differ across countries, depending on the context of problems each is experiencing.

The Bank of Thailand too has been attempting to curb artificial demand in the housing market and support housing affordability. Its new consultation paper proposes a minimum down payment of 20% for homebuyers with more than one outstanding mortgage and those purchasing residential properties worth at least 10 million baht, tentatively scheduled to take effect in January 2019.

The central bank is accepting submissions from the public in response to this proposal until Oct 22 at its website www.bot.or.th.

Maetinee Hemrit is the deputy director of the Financial Institutions Strategy Department with the Bank of Thailand. The views expressed are the author's own.

バンコク不動産市場の問題点(その1)

Down payment今月13日がサムローンのメトロポリスのインスペクションデイ(竣工が近づいたので、既存の購入者に自分の買った部屋を見てもらうお披露目会のようなもの)でした。

メトロポリスは以前から注目しているプロジェクトということもあり、私も早速その出来栄えを見に行ってきたのですが、こんなことができるのが、現地に住んでいてダイレクトに情報を流せる強みだとも思っています。

結論から言えば、これ、なかなかいいです。ただし、敬遠しておいた方がいいユニットとかもあるので、どれでも全部いいというわけではないのですが…。

詳細については、今月の東京セミナーで詳しく話しますが、2,000万円以下の新築を探しているのであれば、一考の価値はあると思います。

さて、バンコクポストに興味深い記事が載っていたので今回はそれについて書きます。メトロポリスの投売りにも関係あるのですが、住宅ローンが借りられない中低所得層にとっての今の問題点を書いているものでもあります。

ではまずは、以下の記事概要から。

マイホームの夢と現実のギャップ(副題:見せかけの需要に惑わされるな)

誰でもマイホームを持つことを夢に見るし、1つだけでなくできれば複数の住宅を所有して現代的なライフスタイルにそった生き方をしたい。

例えば、庭付きの一戸建て、もしくはBTSやMRTの駅から徒歩圏にあるコンドミニアムに住み、資金余力が許せば週末を過ごすビーチ沿いのセカンドホームを持つ、という夢である。

こんな夢を持つこと自体は何ら問題はないのだが、金銭的にそんなことが実現できるのかというのはまた別次元の問題である。働き始めて間もないサラリーマンにとって、親からの金銭支援でもなければ、まず、住宅購入のための頭金をためること自体が容易ではない。しかもその一方で、住宅価格はどんどん値上りして行き、彼らの所得水準からますます遠ざかって行くのである。

一方、銀行もこのことを熟知していて、こういったマイホームの夢を持つサラリーマンをサポートしている。例えば、属性の良い人(高収入で雇用も安定している人)に対しては、与信基準を緩和して頭金ゼロのLTV(Loan to Value ratioといって物件評価額に対するローンの貸出し比率)が100%の満額ローンを貸出したりしているのである。

しかも、さらにエスカレートして住宅ローンの期間を通常の30年から35年に延長して毎月の支払い負担を減らしたりして支援している。つまり、銀行は個人の住宅購入を助けるために、返済期間を延長するという形でさらなるリスクを取っているのである。

しかし問題は、貸金業者である銀行がその住宅ローン申請者が純粋にマイホームを欲しているのか、それともセカンドホームや投機目的で住宅を購入しようとしているのかを見極めようとしないことにある。


次回に続く

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Housing dreams vs Reality
It is time to tame artificial demand

 

Everyone dreams of owning a house, or preferably more than one, to fulfil the desire for a comfortable modern lifestyle.

That dream could take the form of a low-rise house with space for gardening, or a condominium within walking distance of the BTS or MRT for an easy commute. And if resources permit, a weekend getaway property in a beach town is nice to have.

There's nothing wrong with having a wish list, but affordability is another matter entirely. For first-time workers with little or no financial support from families, it is quite a challenge to resist impulse purchases and summon up the discipline to save up enough to place a down payment even for one home. Meanwhile, house prices continue to rise and diverge further from their income levels.

Banks are well aware of this and have been trying to help some of these dreamers. They have loosened their mortgage underwriting standards by granting loans to cover the full value of house prices -- a loan-to-value (LTV) ratio of 100%. Some people have secured mortgage loans without having to make any down payment, as long as they can provide enough proof of their debt-servicing ability to satisfy a loan officer.

Banks sometimes go a step further by lengthening loan repayment periods to 35 years from the standard maximum of 30, in order to reduce monthly instalments.

So even as banks facilitate home ownership on the one hand, they're extending household indebtedness on the other.

But the bottom line is that the lending industry no longer seems to distinguish between granting mortgage loans to those with genuine demand -- for a principal residence or first-time home purchase -- and for those seeking second homes or speculative investments.

続・バンコク不動産投資 実践編

本のカバー5月30日に日本のアマゾンや三省堂書店等で新刊「続・バンコク不動産投資 実践編」が発売になります。

私のところにも昨日、出版社から前著書の基礎編とペアで何冊か送られてきたのですが、私は1冊あれば十分なので、基礎編と実践編を合わせたセットで800バーツでお分けします。

ただし、5セットだけしかないのと、アソークのジャスミンシティ12階、ラ・アトレアジア(タイランド)に預けておくので、取りに来ていただかなければなりませんが、著者値引後の価格であり、もしご興味があれば
日本で買っても2冊で約3,700円なので割安です。

前回の基礎編はバンコクのコンドミニアム市場の変遷、価格推移といった基礎的なことを中心に書いたもので、今回はそれよりもっと具体的な例を挙げて、タイの不動産市場の動向や今の問題点、タイの不動産投資は本当に儲かるのか、儲かるとすれば年率何%で儲かるのか、ということについて事例を挙げて書いています。

従って、必ずしも前作は内容が古いということではなく、基礎と実践を2冊ペアで読んで頂くことを念頭に書いたつもりです。

ご希望の方は最初にメールでご連絡下さい。
bkk.condostory@gmail.com

お陰様で、昨日1日で5セット全部売れてしまいました。ありがとうございました。

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どこまで進むタイバーツの独歩高?

USDTHBJPYTHBHKDTHBこのところ、タイ経済の回復に伴い、バーツの独歩高が続いています。

これは今日時点の主要通貨との交換レートですが、左側の通貨と右側のタイバーツの交換レートの月次推移を表しています。

つまり、グラフが下降するほどタイバーツ高になります。

ここ数年、金額ベースでバンコクのコンドミニアムを最も多く買ってきた外国人は香港投資家ですが、香港ドルの動きを見ればその理由がわかります。つまり、香港ドル高タイバーツ安の間であれば、タイの不動産は非常に割安に見えたわけです。

しかし、ここにきてこれだけ急激にタイバーツ高香港ドル安になってくると、そろそろ香港投資家の勢いも失速するかもしれません。

一方、日本人にとってタイの不動産が格安だったのは1万円が4千バーツ以上に交換できた2012年末頃までで、それ以降は猛烈なバーツ高円安になってしまっているのがわかります。この時期から日本人投資家と逆行して次第に市場でのプレゼンスを上げてきたのが香港投資家だったわけです。

さらに、基軸通貨である米ドルで見ても、
2013年3月に1ドル29バーツ割れまでバーツ高が進みましたが、今はそれに向かってこの1カ月でバーツの価値が急激に変動しているのがわかります。従って、今、まさに米ドル、日本円、香港ドルに対するタイバーツの独歩高が続いているわけです。

ところで、ここまでバーツ高になると、これまでタイ経済回復を牽引してきた輸出と観光という2つの両輪に次第にマイナスの影響が出てくるのではという懸念がタイのアナリストなどから出てきています。

タイバーツは過去10年間での最高値に急速に近づきつつあり、そんなにいつまでもバーツ高は続かないだろうと私も思うし、
いずれにせよ、この1カ月のタイバーツ高はちょっと急すぎる感があるので要警戒です。

それで私が今、何を考えているかというと、これだけ基軸通貨の米ドルに対してタイバーツが高いのであれば、中長期的に為替リスクはほとんどないのではないか、むしろ、将来バーツが安くなった時に買い戻して為替差益を取れるチャンスではないかということです。

従って、
昨年売却した2物件の手持ち余剰資金のタイバーツを、今のうちに米ドルに換えてカンボジアの銀行で米ドル定期預金で5%/年の金利を取るとか、リスクの低い米ドルのオフショアファンドに投資して運用してもいいかと検討中です。

もっとも、為替の予測だけはどんな有名なアナリストでも当たらないことが多いので、当然、その判断は投資家の自己責任ですが…。

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とうとうバンコクにも機械式駐車場が…(その3)

robot parking2下のCBREのコメントを読むと、これまでの自走式の駐車場から機械式駐車場になることで駐車場付置率が増えるというメリットがある。

従って、今後開発されるダウンタウンのプロジェクトで半数以上が機械式駐車場を導入することになるだろうとのことで、バンコクも東京のようになってくるようです。

しかし、日本のマンションを見たら分かりますが、機械駐車場は決して人気がありません。オフィス街のようなところは別として、住宅地のマンションでは機械駐車場が満車になっているところは案外少なく、敢えて建物の近くにある平面駐車場を契約して車を停める人が多いのです。

やはり、車が出てくるのを待つのが面倒臭いというのが最大の理由ですが、実際、今のバンコク都心部のコンドミニアム、特にマストランジットの駅から徒歩圏の物件は、駐車場の半分以上が空いているところがほとんどで、そんなところに無理矢理機械式駐車場を導入してもあまりメリットがないように思うのですが…。

AREAは、今後のコンドミニアム開発のトレンドとして共用部施設が充実してくるといっていますが、それはパーティルームやワーキングスペースの充実であり、不便な機械式駐車場を導入して無理矢理
全室1台分の駐車場付きにすることではないと思います。

それに最近は、バンコクでもCBDにあって駅から徒歩圏の物件では車を持たない人も増えていて、駐車場付置率は50%もあれば十分だろうと思うのです。

バンコクのハイライズコンドで日本の大手3社のエレベーターが、しかも
100ユニット対し1台以上設置されているという場合、それはラグジュアリーコンドの大きなセールスポイントになります。

しかし、機械駐車場は保守点検で余分な費用がかかること、車の出し入れが面倒臭いという2つの大きなデメリットがあることを考えると、駐車場付置率100%などというプロジェクトは大して売れないのではないかと思うのです。

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Automated parking is a technology that has been used in many countries and has proved to be safe for both drivers and vehicles. The technology is generally used when space is at a premium and the cost of land and construction outweighs the cost of implementing such a system.

In the past few years, Bangkok has grown denser with land becoming scarcer than ever, which has dramatically increased land prices and cost per square metre for saleable space. Automated parking will help to increase the sellable area for new developments.

Some of the first notable projects using automated parking locally include the EmQuartier shopping centre and The Ritz-Carlton Residences at the MahaNakhon tower. More than 50% of new downtown condominium projects planned after 2017 will use automated parking. Some will have a mix of both conventional and automated car parking depending on usage requirements.

Most people have had a negative reaction to automated car parking, either because they are not familiar with the system or they have limited information on how it operates. Some are worried about waiting times and many do not like it as they believe it presents certain inconveniences when compared with conventional parking. For example, if you left something in your car, that would mean calling it back down and returning it to its space again once you get your things.

One of the advantages of automated parking is its ease. The process of automated car parking is not that different from how you would use a normal passenger lift. Drivers do not have to spend time driving around a parking structure to get to their spot, and that saves time both for parking and for leaving. In terms of security, vehicles and their contents are more secure as there is no public access to parked cars.

The real advantage of automated parking is space saving. The average system can save up to 50% in parking space, giving buildings 40-50% more parking space as whole. By eliminating ramps and driveways, developers can utilise the space to fit extra cars into the parking structure. A conventional parking building uses an average of 25-30sq m of built area including circulation per parking spot, whereas an automated solution only uses 12.5 to 15 sq m per vehicle depending on the size and type of space.

The technology: There are basically two popular automated parking systems: puzzle parking and stacked parking. The puzzle method is a semi- and/or fully automated stacker that allows each space to be independently accessed and, in most cases, does not require an attendant. Most systems in Bangkok use a form of "puzzle parking" as the base technology. Implementation methods vary.

Stacked parking is a method in which cars are usually stacked two cars high. It is suitable for smaller spaces, such as small office buildings or residences, and is a manual method which means that the bottom car must be moved or backed out before the car above can be lowered and retrieved.

The exact setup will depend on the development design and space restrictions. For example, if there is a single entrance and exit, the developer may have to include a rotating cart or platter in the lift to rotate the car so drivers do not have to back out of the lift. But if there is enough space and the building design allows it, the lift room can have a door installed at both ends of the lift so that the car can be pulled in head first, stored, retrieved and, when brought back down, can be driven out of the lift on the other end without the need to be rotated.

Safety: As it is a relatively new system in the early stages of mass adoption in Bangkok, some people may still have reservations about personal safety while using the lift system and for the safety of their vehicle.

At the ground level, every lift has sensors both inside the lift and in front of the lift room to detect when a car is present. Once a vehicle is inside, other sensors will measure the height and length to determine what size the car is. As for driver safety, the elevator has stop and go lights to warn the driver when to stop when pulling in, and when it is safe to leave when exiting.

The lifts also have backup generators in case the power goes out. As well, safety systems are built in to the actual lift to lock it in case of a power outage emergency during operation.

Automated parking is not the end-all solution and it does have its problems. These usually arise in three main areas that lead to frustration and other issues which include bad planning, technical problems, and parking customers themselves.

In conclusion: Automated parking is an effective method of addressing the shortage of parking space and achieving overall space saving, but it is not the best option in every use case. A full study should be completed prior to implementing an automated parking system in any development to ensure that it is the best option, given that it is more expensive than a conventional parking structure.

From the perspective of property buyers, the advantage they will see for an automated car parking system is that it can allow a developer to provide a higher ratio of car parking space than conventional parking structures. 

とうとうバンコクにも機械式駐車場が…(その2)

robot parking正直、立駐はAM泣かせです。日本の大都市で一番多いのがゴンドラ型と呼ばれる立駐ですが、小さいスペースで30台、40台とまとまった数の車を格納することができるので、都市中心部のオフィスビルなどではこれが多く採用されています。

しかし、築15年位のビルだと立駐のあちこちが傷みはじめ、金食い虫になります。鉄でできているので、車を乗せるパレットが錆だらけになり、ひどい時には穴が開いたりします。

特に東北地方などは冬場の路面凍結を防ぐために道路に塩をまくので、それがタイヤに付着したまま駐車場に入ってくると錆が速くなります。

こうなるとAMは修繕費用で毎年数百万をかける必要があり、物件の実収入であるNOIをむしばんでいきます。

バンコクではさすがに道路に塩をまくことはしないので鉄部の腐食も遅いと思いますが、それでもやがては錆が出てきます。

だから、著書の中でも書きましたが、少なくともバンコクのコンドミニアムはすべて自走式の駐車場なので、その分、余計な修繕費用がかからず管理がしやすいと思っていました。

それがバンコクでも地価高騰により、いよいよこれからCBDで出てくる新規プロジェクトの5割で機械式駐車場の採用されるようになるとのことで、これも仕方がないのだろうと思います。

写真のような駐車場をこちらではロボット型パーキングというみたいですが、要はドライバーが自分で操作しなければならず、自分の車が出てくるまでに我慢強く待っているしかありません。

次回に続く

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Rise of the robot parking valets

Automated parking is a technology that has been used in many countries and has proved to be safe for both drivers and vehicles. The technology is generally used when space is at a premium and the cost of land and construction outweighs the cost of implementing such a system.

In the past few years, Bangkok has grown denser with land becoming scarcer than ever, which has dramatically increased land prices and cost per square metre for saleable space. Automated parking will help to increase the sellable area for new developments.

Some of the first notable projects using automated parking locally include the EmQuartier shopping centre and The Ritz-Carlton Residences at the MahaNakhon tower. More than 50% of new downtown condominium projects planned after 2017 will use automated parking. Some will have a mix of both conventional and automated car parking depending on usage requirements.

Most people have had a negative reaction to automated car parking, either because they are not familiar with the system or they have limited information on how it operates. Some are worried about waiting times and many do not like it as they believe it presents certain inconveniences when compared with conventional parking. For example, if you left something in your car, that would mean calling it back down and returning it to its space again once you get your things.

One of the advantages of automated parking is its ease. The process of automated car parking is not that different from how you would use a normal passenger lift. Drivers do not have to spend time driving around a parking structure to get to their spot, and that saves time both for parking and for leaving. In terms of security, vehicles and their contents are more secure as there is no public access to parked cars.

The real advantage of automated parking is space saving. The average system can save up to 50% in parking space, giving buildings 40-50% more parking space as whole. By eliminating ramps and driveways, developers can utilise the space to fit extra cars into the parking structure. A conventional parking building uses an average of 25-30sq m of built area including circulation per parking spot, whereas an automated solution only uses 12.5 to 15 sq m per vehicle depending on the size and type of space.

The technology: There are basically two popular automated parking systems: puzzle parking and stacked parking. The puzzle method is a semi- and/or fully automated stacker that allows each space to be independently accessed and, in most cases, does not require an attendant. Most systems in Bangkok use a form of "puzzle parking" as the base technology. Implementation methods vary.

Stacked parking is a method in which cars are usually stacked two cars high. It is suitable for smaller spaces, such as small office buildings or residences, and is a manual method which means that the bottom car must be moved or backed out before the car above can be lowered and retrieved.

The exact setup will depend on the development design and space restrictions. For example, if there is a single entrance and exit, the developer may have to include a rotating cart or platter in the lift to rotate the car so drivers do not have to back out of the lift. But if there is enough space and the building design allows it, the lift room can have a door installed at both ends of the lift so that the car can be pulled in head first, stored, retrieved and, when brought back down, can be driven out of the lift on the other end without the need to be rotated.

Safety: As it is a relatively new system in the early stages of mass adoption in Bangkok, some people may still have reservations about personal safety while using the lift system and for the safety of their vehicle.

At the ground level, every lift has sensors both inside the lift and in front of the lift room to detect when a car is present. Once a vehicle is inside, other sensors will measure the height and length to determine what size the car is. As for driver safety, the elevator has stop and go lights to warn the driver when to stop when pulling in, and when it is safe to leave when exiting.

The lifts also have backup generators in case the power goes out. As well, safety systems are built in to the actual lift to lock it in case of a power outage emergency during operation.

Automated parking is not the end-all solution and it does have its problems. These usually arise in three main areas that lead to frustration and other issues which include bad planning, technical problems, and parking customers themselves.

In conclusion: Automated parking is an effective method of addressing the shortage of parking space and achieving overall space saving, but it is not the best option in every use case. A full study should be completed prior to implementing an automated parking system in any development to ensure that it is the best option, given that it is more expensive than a conventional parking structure.

From the perspective of property buyers, the advantage they will see for an automated car parking system is that it can allow a developer to provide a higher ratio of car parking space than conventional parking structures.

とうとうバンコクにも機械式駐車場が…(その1)

Elevater日本で不動産のAM(アセットマネジャー)をしていた頃、オフィスビルなどの商業ビルを購入する際の実査で、まず最初に私がチェックしていたのが、そのビルに据え付けられているエレベーターのメーカー名です。

東芝、日立、三菱。日本の大手3社ですが、このエレベーターが据え付けられていて、しかもオリジナルメーカーのフルメンテナンス契約をしている物件は予算に余裕があり、ビル全体の予防修繕もよくできている可能性が高かったからです。

じゃあ、オーティスやシンドラーだとダメなのか、といわれるとそういうわけではないですが、やはり日本の大手3社のエレベーターは不動産ファンドのAMやPMにとっても信頼感があります。

その点、バンコクの一流オフィスビル、例えばアソークのインターチェンジビルに据え付けられている聞いたこともないメーカーのリフトなど、
日本メーカーのもののように賢く制御されておらず、一度にいくつものリフトが束になって上下する、いわゆるバンチングを起こすので、エレベータを待っていてイライラさせられたことがある人も多いと思います。

そんなこともあり、バンコクでのリフトの値段についてはわかりませんが、多分、日本の3社のものが一番高いのだろうと思います。

従って、タイのコンドミニアムでデベロッパーがそれでも日本の大手3社のものを据え付けていれば、その物件のクオリティに対するこだわりが感じられることになるので、1つのチェックポイントにもなります。

そして、その次に私がチェックしていたのがいわゆる立駐、機械式駐車場です。日本では日精、三菱重工、IHI、新明和というところが主だったメーカーで、ほとんどこれら数社で寡占状態です。やはり、高重量の車をハンドルするので、エレベーターの重電メーカーとは違い重工系であり、餅は餅屋というところでしょうか。

さて、地価が上がった結果、最近、バンコクのコンドミニアムでも機械式駐車場がポピュラーになってきたという記事が出ていたので、今回はそれについて書きます。

次回に続く

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日本の総合デベロッパー大手4社揃い踏み

野村不動産バンコクポストによれば、野村不動産がオリジンプロパティとJVを組んでバンコクのコンドミニアム市場に参入するとのこと。

これで日本の大手4社、地所、三井不、東急、野村がタイで出揃ったことになります。もっとも、東急は東急不動産ではなく親会社の東急電鉄で場所もシーラチャなので、バンコクではありませんが…。(注:8月9日のプレス発表で東急電鉄もサンシリとJVを組んでバンコクのコンドミニアム開発に参入するとのことです。これで本当に日本のビッグ4がバンコクにやってくることになりました。お金だけ出すのではなく、施工監理や設計でも協力する本当のJVであることを期待します

一方、タイにはビッグ10と呼ばれるデベロッパーがありますが、正直、ほとんどが「マンデべ」と呼ばれる
マンションを中心とする住宅専業デベロッパーで、総合デベロッパーの力量はありません。

日本の大手4社と同等の総合デべというと、2トップと呼ばれるLand and HousesとQuality Houseしかないというのが私の考えです。例えば、アソークの人気SCであるターミナル21はL&Hだし、
クオリティハウスもオフィスビルやサービスアパートを所有し運用しています。

やはり総合デベロッパーは経験も知識も、そして資金力も違います。三井不などはアウトレットモールや東京ディズニーランドまでやっていますが、総合デべには住宅だけでなく、オフィス、ホテル、SCなど何でもやれる懐の深さがあります。

以前、ドイッチェの不動産投資銀行部にいた時に、九段下にある北の丸スクエアという800億円の大型オフィスビルを三菱地所、東急不動産とドイッチェの3社のJVで開発したのですが、さすが日本のビッグ4、豊富な経験と人材の層の厚さには脱帽でした。

さて、この野村にはプラウドが、三井不にはパークマンションを頂点とするパークシリーズが、そして地所にはパークハウスグランを頂点とするパークハウスシリーズのブランドがあります。

それに対し、迎え撃つL&Hには最高峰ブランドのザ・バンコクが、クオリティハウスにはQハウスがありますが、こういうデベロッパー達がバンコクのコンドミニアムの施工精度やクオリティを高めていってくれれば最高ですね。

少なくとも日本のビッグ4が参入することで、今のタイのマンデべの竣工物件から山のようなスナギングが消えてくれるようになればいいのですが…。

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Origin in tie-up with Nomura
Japanese firm gets 49% stake in subsidiaries


SET-listed developer Origin Property Plc (ORI) will forge a joint venture with Japanese developer Nomura Real Estate Development Co, starting with four condominium projects worth a combined 8.6 billion baht.

Origin has also revised the number of new projects to be launched this year to 12 worth a total of 18 billion baht, from nine worth 15 billion, and presales target to 14 billion from 13 billion.

"The Japanese partner will help drive our performance to be one of the top three developers in revenue and presales in the next five years," Origin's chief executive Peerapong Jaroon-ek said yesterday. "By 2022 we will have over 30 billion baht in revenue."

Origin's board of directors last Saturday approved the company's disposal of its ordinary shares of four subsidiaries: Origin Sphere Co, Origin Vertical Co, Origin Ramkhamhaeng Co and Origin Prime 2 Co.

The share amount, accounting for 49% of each subsidiary, will be sold to Nomura with a combined price of 789 million baht. The Japanese developer will hold 49% stake in each of the subsidiaries.

The four subsidiaries will develop four condominium projects worth a combined 8.6 billion baht. Three of them will be launched this year: Knightsbridge Prime Ratchayothin, Knightsbridge Ramkhamhaeng and Knightsbridge Prime On Nut, worth a total 6 billion baht.

Origin also revised up revenue target to  9 billion baht from 6 billion as it expected to realise revenue from Park 24, a high-end condominium project, after it acquired its developer, Proud Residence Co, last month.

In the second half, Origin plans to launch eight new projects worth a combined 8.6 billion baht with four worth 7.4 billion baht in the third quarter and four worth 1.2 billion baht in the fourth quarter.

"The property market may not return to normal but we are confident our products can compete with rivals and tap into the right demand," said Mr Peerapong, 41.

He said the Japanese joint venture will boost sales from foreign buyers from 10% to 15-20%. Nomura will also introduce the new projects in Japan and China through roadshows.

Origin also plans to diversify into non-residential property business, including a mid-scaled office building, warehouse, property-related service, property brokerage and media, aiming for an income proportion from the new segment of 20% from zero today.

Mr Peerapong said Origin will introduce a three-year free stay campaign for buyers of completed condominium units.






タイの不動産データベース・ビジネス

Data Base Businessこのブログでもサイトリンク先として載せていますが、バンコクで不動産ベータベースのビジネスに取り組んでいるナタポンという男がいます。

以前、ブログでも彼のビジネスについてMLSに匹敵するデータベース立上げに挑戦という題で彼のやっているビジネスとウエブサイトのZmyHomeを紹介しましたが、今回、現地の英字新聞The Nationに彼のコラムが載ったので再度紹介します。

彼は大手デベロッパーのノーブルやLPNなどと深い付き合いがあり、私も色々と貴重な業界の裏情報をもらえるのですが、名門チュラで不動産のマスターを取り、元CBREリサーチ部門のマネジャーでもあったことから、タイ不動産マーケットのトレンドをよく知っています。

周辺環境とか間取り、スーパーや病院、インターの学校が近いとか遠いとか、ほとんど主婦目線だけで投資物件を勧める仲介業者がいますが、賃貸仲介ならまだしも、投資物件を探している人に対してそれではミスリーディングです。供給過剰気味のバンコクで最も注意しなければならない空室リスク、そして投資家動向、周辺の新規プロジェクトとの価格乖離率、デベロップメントパイプラインなど、検討すべき事項はたくさんあります


そこで、彼のような不動産マーケットのトレンドや需給関係に詳しいプロの情報が役に立つのですが、この記事は、最近彼が提携したアメリカのオープンドアという不動産売却ソフトについて書いたものです。

タイの不動産市場は信用のおけるデータベースがなく、売主は自分の物件の市場価値について疑心暗鬼になっているという問題があります。だから、売却に1年もかかったりするのですが、そういう私もつい先日、コンドミニアム売却、実践体験記で自分の物件売却について書いたように、ダラダラ時間をかけても仕方がないのでこの辺が市場価格だろうと判断して売りに出したら、どうも価格が安すぎたようで、わずか1ヶ月半後に値引要求一切なしで買い付けが入るというようなお恥ずかしい結果になったりもします。

バンコクにも米国のMLSや日本のレインズのような
信頼できるデータベースがあったらと思ったものですが、実は、彼がやっているビジネスは、新しいようで先進国なら当り前のビジネスです。

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FOUR YEARS AGO, when I started working as a real estate agent, an Australian client asked me: "How much time would I need to sell a house in Thailand?"

This is a difficult question to answer, but as an agent I should know the answer. "Well, it depends on how you're pricing your property. It may need one or two years or six months if you are lucky," I told him. However, many thousands of homeowners haven't been able to sell their houses even after a few years. My Australian client said you could sell an apartment in Sydney in about one or two months. His answer surprised me: It is almost impossible to sell property within a month in Thailand.
After that, I started researching how other countries sell their houses and I found that they all vary. The time taken depends on location, market demand, prices and other factors. In countries like the United States, United Kingdom or Australia, you may need 1-3 months on average if the properties are located in the city, while it may take about six months if they are situated elsewhere. We found that these countries have an established structure to solve liquidity problems in property sales.
It was a real eye-opener that in developed countries, you do not need many years to sell houses. However, I was surprised when my colleague found a start-up in the US committed to buying houses within two days through "Opendoor".
Opendoor is a property tech firm in Phoenix that aims to speed up the home-sale process by purchasing the home directly from sellers within a few days. A seller can avoid the tedious process of home selling through home improvements, dealing with an agent, open-house visits and others. Opendoor proposes a price to the owner within 24 business hours of receiving property information. If the price is accepted, the start-up will send an inspector to check the home's condition. If no additional problems are found, the owner will receive the payment and move out within 30-60 days.
Opendoor has built its own pricing models and algorithms using public data, which generate what they describe as a fair-offer price. Opendoor charges the seller a fee that is 2 to 4 per cent higher than the 6 per cent charged by a real estate broker, in return for the convenience to the seller and the risk being borne by the company.
Buyers who purchase houses from Opendoor will have newly renovated houses and get an inspection report from a third party. Buyers can tour homes at their convenience from 6am-9pm daily with no appointment needed. When they arrive at the house, they can use the Opendoor app to instantly unlock the home. The company has a 30-day buyback programme if buyers are not satisfied after moving in.
Founded in 2014 by former PayPal executive and investor Keith Rabois, Eric Wu, Ian Wong and JD Ross, Opendoor presently operates in Phoenix, Dallas and Las Vegas. It currently buys about US$60 million worth of homes per month, and has bought and sold more than 4,000 houses to date. In November 2016, the company raised $210 million with $1-billion valuation.
This is a case of a founder who is passionate to challenge something that seems impossible. Selling properties is difficult everywhere in the world. The key is market data. Without accurate market data, it would be very hard for Opendoor to calculate home valuation. Moreover, they would have no evidence to explain to the homeowners. 
Nattapon Asswisessiwakul, CEO Z My Home, dtac Accelerate Batch 3

週刊ワイズで著書の連載開始

週刊ワイズ 524号バンコクに住んでいる方なら誰でも知っている週刊ワイズさんで、私の著書『バンコク不動産投資』の内容を連載してくれることになりました。

 

普段、酒ばっかり飲んでてあまりこちらのフリーペーパーは読まないので知りませんでしたが、数あるご当地フリーペーパーの中では、ワイズは創刊500号を超える老舗的な週刊誌で、発行部数も30,000/週と最大規模らしいです。

 

私のコラム記事は105日発行の524号からの連載になりますが、バンコクのコンドミニアムに興味がある方に読んで頂けたら幸いです。

 

また、このコラム記事は私の本の一部、触りのところだけの紹介なので、もし面白いと思ったら、是非本を買って読んで頂けたらと思います。

 

紀伊国屋書店10日ほど前、プロンポンの紀伊国屋書店に別の本を買いに行ったら、私の本も置いてあったので、最近はバンコクでも買えるようです。

 

尚、週刊ワイズ今週号の私のコラム記事は、53ページ目に載っていますので、今後共よろしくお願い申し上げます。


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藤澤愼二 ฟุจิซาวะ ชินจิ

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